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2025.10.10
5年続けた不妊治療から自然妊娠へ〈前編〉
Kさん(40歳)は妊娠を希望して5年。 病院での検査では異常がなく、タイミング療法や体外受精を7回受けましたが、1度も着床しませんでした。 「これ以上続けても同じ結果になるのでは...」という不安と焦りが募り、心身ともに疲れ切っていたそうです。 当店でのカウンセリングにて、次のような体質的な特徴がわかりました。 手足やおなかの冷え 強い生理痛 経血に塊が多い 経血量が減少している これら…
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2025.10.08
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を"体質"からとらえる――痰湿・瘀血・気滞・腎
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)はホルモンバランスの乱れや卵巣の機能低下が背景にあります。 勉強堂薬局子宝漢方相談では、からだ本来の力で"起こる"排卵を大切にし、体質から整えるサポートをしています。 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と体質のとらえ方 痰湿タイプ:余分な水分やむくみが出やすく、体重が増えやすい 瘀血タイプ:冷えや肩こり、生理痛、肌のくすみなどが気になる 気滞タイプ:ストレスの影響…
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2025.10.06
西洋医学と漢方――併用で広がる妊活の選択肢
PCOSの治療には、西洋医学と漢方、それぞれに得意分野があり、補い合うことで安心して妊活に取り組むことができます。 勉強堂薬局子宝漢方相談では、からだ本来の力で"起こる"排卵を大切にし、体質から整えるサポートをしています。 西洋医学の治療 排卵誘発剤やホルモン剤で「今」の排卵や周期をコントロール 有効性は高いが、副作用や体質的な負担に注意が必要な場面もあります 漢方の役割 体質そのもの…
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2025.10.03
PCOSとは?――「自力で安定した排卵」をめざす理由
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で「生理が不規則」「排卵しにくい」「妊娠しづらい」と感じている方へ。 勉強堂薬局子宝漢方相談では、からだ本来の力で"起こる"排卵を大切にし、体質から整えるサポートをしています。 PCOSとは? PCOSは、卵胞が排卵できず卵巣にたまりやすい状態です。 エコー検査では「ネックレスサイン」と呼ばれる特徴的な所見が見られます。 この状態になると、 月経不順や無月経 不…
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2025.10.01
35歳からの不妊相談 ~原因不明不妊には漢方で対策を~
病院で検査しても異常なし──その理由は これまでのご相談の中で特に多いのが、 「原因不明と言われ、段階的に治療を行ってきましたが、行き詰まりを感じています。今の状況を変えるためにも体質を改善したい」 という声です。 疲労感、手足の冷え、貧血、胃もたれ、頭痛、生理痛などの症状はありませんか? 医学的な不妊原因がない場合でも、血の巡りの悪さ(瘀血)や、体の働きのアンバランス(六臓六腑の調和の乱れ)が影…
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2025.09.29
食欲の秋を味方に!妊活中におすすめの食事と注意点
「○○を食べたら妊娠できる」という食材は残念ながらありません。 でも、人のからだは日々の食事で作られていくもの。妊娠しやすい体づくりには、やはり毎日の食事がとても大切です。 漢方から見た食欲と体の関係 漢方では「五臓(肝・腎・脾・心・肺)」が弱ると、特定の味を欲しやすいと言われています。 たとえば... 脾が弱ると → 甘いものを欲する 肺が弱ると → 辛いものを欲する といった具合です。…
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2025.09.25
40歳妊活の心構えと勉強堂薬局からのメッセージ
40歳を過ぎても妊娠の可能性はゼロではありません。むしろ「残された卵子の中から、良い卵子に出会えるか」がカギとなります。心構えとして大切なのは...・妊娠のチャンスは少ないと理解する・卵子はまだ残っていると前向きにイメージする・焦りや不安を抑え、心を落ち着ける・体に合った治療・サポートを選ぶ勉強堂薬局にも40代でご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。焦りや不安から心身に無理をかけてしまっている…
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2025.09.22
【第3回】40代の生殖機能の特徴と治療の工夫
40代になると卵巣・子宮・卵管に以下のような変化がみられます。卵巣の変化・卵子の減少・質の低下・FSHの上昇による卵胞発育の加速・LHの上昇による男性ホルモン増加子宮・卵管の変化・子宮血流の低下・子宮筋腫・ポリープ・子宮内膜が薄くなる・卵管機能の低下これらは「着床障害」「ピックアップ障害」につながりやすくなります。そのため、不妊治療の現場では、・強い刺激を避けた自然周期や軽い排卵誘発・子宮環境を整…
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2025.09.19
【第2回】血流改善がカギ──卵子と子宮を守る生活習慣
卵巣や子宮に栄養を届けるのは血液です。その流れを妨げる要因は妊娠力を低下させます。血流を悪くするもの・喫煙・肥満・高血圧・強い緊張や焦り・冷え血流を良くするもの・適度な運動・リラックス(深呼吸・気功・ヨガなど)・鍼灸や漢方・ビタミン・栄養補給・温める習慣(腹巻き・温かい飲み物など)また、ストレスは妊娠力の大敵です。強いストレスがかかると身体は「妊娠しないモード」になり、排卵や着床を妨げたり、流産の…
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2025.09.17
【第1回】40歳からの妊活──なぜ難しくなるのか?
不妊カウンセリング学会の勉強会などでも取り上げられているテーマですが、今回は「40歳からの妊活」について重要な視点を共有します。30代と40代では、妊娠のしやすさに大きな差があります。あるデータでは、30代の妊娠力を1とすると、40代はおよそ半分になるといわれています。その背景には...・卵巣・子宮・卵管の機能低下・生活習慣の乱れ(夜更かし・不規則な食事など)・体力や体質の衰え・ストレスの増加など…
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