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2026.08.05
夏に基礎体温が乱れるのはなぜ? ~漢方で考える妊活中の体からのサイン~
子宝応援ブログTOPこんにちは。
小諸市の勉強堂薬局です。妊活中は、毎朝基礎体温を測っているという方も多いのではないでしょうか。
基礎体温表は、「排卵しているか」「高温期が続いているか」を確認するためだけのものと思われがちですが、勉強堂薬局では体質を知るための大切な情報として拝見しています。
特に夏は、基礎体温が乱れやすい季節です。
暑さによる体力の消耗、寝苦しさによる睡眠不足、冷房による冷え、冷たい飲み物や食事の摂り過ぎなど、体には思っている以上に負担がかかっています。
その影響は基礎体温にも表れることがあり、
「高温期が安定しない」
「体温がなかなか上がらない」
「いつもと違う基礎体温になった」
というご相談をいただくことも少なくありません。
もちろん、基礎体温は測る時間や睡眠時間、その日の体調によっても変化しますので、一周期だけで判断することはできません。
しかし、同じようなパターンが何周期も続く場合は、体からのサインかもしれません。
今回は、妊活相談で実際によく目にする基礎体温のパターンを、漢方の考え方とともにご紹介します。
基礎体温は「排卵の確認」だけではありません
基礎体温というと、
「高温期が何日続いたか」
「排卵日はいつだったか」
という点に注目される方が多いと思います。
もちろん、それらは妊活において大切な情報です。
しかし勉強堂薬局では、それだけではなく、
高温期へどのように移行しているのか。
高温期は安定しているのか。
季節によって変化はあるのか。
といった細かな変化も大切にしています。
例えば、毎年夏になると基礎体温が乱れる方では、暑さによる体力の消耗や胃腸機能の低下、冷房による冷えなどが影響していることがあります。
基礎体温は、排卵の有無を確認するだけの記録ではなく、その時々の体調を映し出す「体からのサイン」でもあるのです。
パターン① 高温期への移行がゆるやか
本来、排卵後は数日以内に体温が上昇し、高温期へ移行していきます。
しかし夏になると、
「高温期になったのか分かりにくい」
「体温が少しずつしか上がらない」
という基礎体温表を目にすることがあります。
もちろん、測定条件による影響もありますので、一周期だけで判断することはできません。
ただし、同じような状態が続く場合は、体調や体質も合わせて考えていくことが大切です。
夏は汗を多くかくことで体力を消耗しやすく、食欲も落ちやすい季節です。
その結果、十分な栄養を取り込めず、疲れが取れにくいという方も少なくありません。
漢方では、このような状態を**「気虚(ききょ)」**と考えることがあります。
「気」とは、体を動かすエネルギーのようなもので、食事から栄養を吸収し、血液を巡らせたり、体を温めたりする働きにも関わると考えられています。
疲れやすい、夏バテしやすい、食欲が落ちているという方では、この「気」が不足し、高温期への移行にも影響している可能性があります。
パターン② 高温期がギザギザして安定しない
高温期に入っても、
36.90℃
36.55℃
36.82℃
36.60℃
というように、大きく上下を繰り返す基礎体温表もよく見られます。
もちろん、睡眠時間や測定時間の違いによって変動することもあります。
しかし、毎周期同じようなパターンが続く場合は、体質や生活習慣にも目を向けることが大切です。
夏は、冷房の効いた室内と暑い屋外を何度も行き来することで、自律神経に負担がかかりやすい季節です。
さらに、仕事や家庭でのストレスが続くと、体温調節もうまくいかなくなることがあります。
漢方では、このような状態を**「気滞(きたい)」や「気虚(ききょ)」**として考えることがあります。
勉強堂薬局では、基礎体温表だけを見て判断するのではなく、睡眠やストレス、冷えの有無なども含めて総合的に体質を考えています。
次回は、
- 高温期が短くなる
- 高温期は高いのに、のぼせや寝汗が強い
- 勉強堂薬局では基礎体温をどのように見ているのか
についてご紹介します。
執筆者
柴崎 公美子
登録販売者
日本不妊カウンセリング学会 会員
サプリメントアドバイザー勉強堂薬局で妊活・不妊相談を担当。病院での治療と併用しながら、お一人おひとりの体質や生活習慣に合わせた漢方相談に取り組んでいます。
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