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2025.12.17
肩こりから見る妊娠力の低下 〜妊活を見直すための大切な目安〜
子宝応援ブログTOP本格的に寒さが厳しくなってきましたね。
12月22日は二十四節気の「冬至(とうじ)」で、1年の中で最も夜が長くなる日です。
自然界のエネルギーが弱まるこの時期は、体調の変化を感じやすくなります。最近、勉強堂薬局に妊活相談で来られる方のお話を伺うと、
「肩こりを感じる」という方がとても多くいらっしゃいます。
肩こりが起こりやすい理由
肩こりは、首筋や背中など肩まわりの筋肉が緊張し、
血行不良が起こることで生じます。その背景には、
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生活習慣の乱れによる内臓の疲れ
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ストレス
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眼精疲労
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ホルモンバランスの変化
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体質的な要因
などが複雑に関係しています。
だるさや疲労感、痛みだけでなく、
頭痛や吐き気を伴う場合もあり、
体全体のバランスが崩れているサインとも考えられます。
肩こりと妊娠しづらさの共通点
妊娠しづらい体質の方には、
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肩こり
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冷え
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生理痛
といった、「巡りの悪さ」による症状が重なって見られることが少なくありません。
肩こり自体は命に関わる症状ではありませんが、
妊活中の方にとって「巡りの悪さ」は大きな妨げになります。だからこそ、
「巡りを整える」ことを意識した早めの対策が大切です。
漢方が考える「肩こり」という不調
漢方では、
「不通則痛(ふつうそくつう)」
という考え方があります。これは、
「通じなければ痛む」
つまり、痛みがあるところには必ず血行不良や滞りがある、という意味です。肩こりも、肩だけの問題ではなく、
体全体の巡りの悪さが「肩こり」という形で現れている
場合があります。
妊娠力は体全体のバランスで決まる
漢方では、私たちの体は
「気・血・水」という3つの要素で構成されていると考えます。-
気:生命活動を支えるエネルギー
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血:全身に栄養を運ぶ血液や栄養物質
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水:体を潤し、栄養を与える血液以外の体液
これらが過不足なくスムーズに巡っている状態が、
心と体の健康です。部分的に不調があるということは、
卵巣や子宮などの生殖器官も、
本来備わっている生殖力・妊娠力を十分に発揮できていない
可能性がある状態とも言えます。
肩こりは、体を整えるタイミング
肩こりはつい我慢してしまいがちな不調ですが、
妊活中の方にとっては、
体を整えるタイミングを教えてくれている目安とも考えられます。早めに巡りを整えることで、
体が軽くなったり、
他の不調が和らいでくる方もいらっしゃいます。次回は、「肩こりからわかる体質タイプ」について、
漢方の視点から詳しくご紹介します。妊活中の肩こりや体調について気になることがありましたら、
どうぞお気軽に勉強堂薬局までご相談ください。 -
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