六臓六腑の働きが1つでも停滞すると「妊娠しづらいカラダ」に...
東洋医学では、病気は「六臓六腑」の変調によって起こるとされています。六臓六腑の働きは、代謝・自律神経・ホルモンの3つの働きにより支えられています。
この3つの働きが良好で、かつバランスがとれた状態により、十分に内臓が機能し、カラダが持つ本来の妊娠力を発揮することができるのです。
どれか1つでも働きが停滞し、バランスが崩れると内臓機能が低下します。
すなわち妊娠に特に必要な「肝・腎・脾」の働きも十分に発揮できなくなり、子宮環境・卵子や精子・ホルモンバランスに不調をきたして、妊娠しづらくなってしまうのです。

六臓六腑の働きを良くすることで「妊娠しやすいカラダ」へ
妊娠できるカラダ"とは、妊娠の成立のために良好な子宮環境、ホルモン活動のエネルギー源となる腎精の充実、卵胞の成熟を支える十分な血液や栄養、そして流産しないように支えるエネルギーなどがバランスよく機能する状態であるといえます。

個々の内臓機能を高め、みちすじを整える
六蔵六腑のはたらきを良くするには、身体を流れる「十二経脈」という12種類の「気」の流れをスムーズにしておく必要があります。具体的には血をきれいにし、巡りを整えることで、子宮と子宮付属器の血流が良くなり、子宮内膜の充実へつながります。同時に栄養状態も良くなり、着床しやすくなります。
腎精(生殖力)の充実は、卵巣機能も高まり妊娠を継続するためのホルモン分泌にもつながります。